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ヤマかけで行政書士試験に合格するための勉強法

勉強が予定通り進んでいなくて、今年はちょっと間に合わない、何となく無理かも・・・と思っている人は「一か八か」のヤマかけ作戦で対応してみてはいかがでしょうか。

科目ごとに学習のメリハリをつけて(やまかけ)対応すれば運よく合格できる可能性はあります。
私は2020年の行政書士試験に3か月半の独学で合格しました。

学習のメリハリ感については以下の3パターンで対応

〇:がっつり対応 ⇒ 何を聞かれても十分正解が出せる知識習得を目指す

△:ヤマかけで対応 ⇒ 特定の範囲の知識について学習する(出ればラッキー)


×:対応しない ⇒ 全く勉強しない(試験当日は決めた番号をマークする)

1.択一への対策

①基礎法学  ⇒ × (対応なし)

②憲法  ⇒ △(ヤマかけ)

憲法の条文を素読⇒ほぼインプット勝負

「天皇」「包括的基本権」「法の下の平等」「国会」「内閣」を重要論点として理解・記憶

③民法・行政法(国家賠償法・地方自治法を含む) ⇒  〇(がっつり対応)

「合格革命 行政書士 肢別過去問集 (早稲田経営出版)」(回転数にはこだわらず)
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なぜそのような解答になるのか”という理由付けを理解し、面倒でも都度民法や行政法の条文と照らし合わせて確認

一つの肢から他の論点に派生させて周辺知識を拡充するよう意識

④会社法 ⇒ △ (ヤマかけ)

「設立」「株式」「機関(株主総会)」について重要論点として特に理解・記憶

⑤商法 ⇒ × (対応なし)

⑥一般知識  ⇒ △ ( 個人情報保護法のみ

個人情報取扱事業者の義務(第三者提供、オプトアウト、匿名加工情報
個人情報保護委員会
適用除外

2.記述式への対策

①行政法・民法 ⇒ 〇 (がっつり対応・・・とは言い難いが)

45マスの回答欄を大量に作成し、とにかく手を動かして文書を書くことを意識

民法や行政法の択一問題を解いたときの解説に、何となくキーワードになりそうな言い回しがあったりすると、その部分を紙に書き出して40字程度にまとめる作業

記述ネタはインターネットから検索し、過去問や予想問題などを手あたり次第検索して、その模範解答を何度も紙に記述。

学生のころ基本英文100とかを覚えたりしましたよね。私はそのイメージでまず読み手に理解されやすい回答のパターン(過去問など)をおぼえることからはじめました。

パターン(型)を身に着けておけば、試験問題を解くときに、「問題の論点を判断」⇒「適用条文の選択」⇒「型にあてはめながら回答文を構築する」という順序で対応できます。

注意しないといけないのは、解答自体を丸覚えすることが目的では無いということです。文書の構成に着目してください。例えば条件成就が前提となっている設問の場合には、ちゃんと設問に応答するように「〇〇〇〇の場合には●●が責任を負う」と条件と結果を明示すればいいんだな・・・とか。

解答を考えるときは、常に出題者の意図(法律上のこの論点知っていますか?その論点を使って結論を導けますか?)をくみ取ることを意識してください。

記述は1問20点の配点があります(行政法分野から1問・民法分野から2問)。

満点は無理でもできるだけ部分点を狙っていきましょう。

基本的なことですが、誤字や脱字はしないように注意してください。また丁寧な読みやすい文字で記入してください。

試験問題の中には毎年いくつかの難問が含まれています(司法試験で出題されても違和感ないような難問)。これに時間をかけないようにしてください。民法や行政法については基礎固めがしっかりとできていると、この「難問(捨て問)」と「解答すべき問」の区別がつくようになります
(ここ数年の傾向をみると各科目の先頭の問はこれの場合が多いです。これに時間を取られすぎると時間不足となってピンチです)。

一発勝負的な内容ですが皆さんの参考になれば幸いです。
応援しています。